S&Iのオフィスがある日本橋水天宮は、名のとおり「水天宮」のお膝元。子授けや安産などのご利益があることで有名で、特に戌の日にはたくさんの参拝客が訪れます。

今までこれといった意識もせず日々通勤すること十数年。この水天宮にまさか自分が帯祝いに訪れることになろうとは考えてみたこともありませんでしたが、この度ワタクシごとに相成ったため、お参りレポートとしてお送りします。

「戌の日」「帯祝い」とは?

最初に少しご説明しておくと、帯祝いとは、地域によって多少異なりますが、妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に妊婦がその実家から贈られる腹帯を巻き、母子の健康と安産を祈願するという昔からのならわしです。
戌の日に、というのは犬のお産が軽いことにあやかりますが、犬が人間にとって最も身近な安産の動物だったからと言われています。

ちなみにまったくの余談ですが、安産と言っても犬種によっても違いがあるらしく、原種に近い日本犬は頭部の大きさと体のバランスが良いため比較的安産とのこと。逆に現代の小型犬は人間の手を借りないと出産できないケースも多く、また、ブルドッグやボストンテリアなどの短頭犬種は体に対して頭が大きいため、帝王切開になることもあるそうです。
すべての犬が安産なわけじゃないんですね〜。

しかしこの妊婦さんの腹帯、欧米はおろか、近くの中国や韓国にも似たような慣習はなく、沖縄県にもあまりないそうですが、今も国内の多くの地域で腹帯をする妊婦さんは少なくありません。
今はいわゆるさらし布を巻くのではなく、コルセットやガードル、腹巻きタイプのものが一般的です。お腹を支えたり冷やさないようにしたりという効果があるとはいえ、このご時世にもここまで根強く残っているのはやはり理に適っているということでしょうか。

そんなわけでふらりとご祈祷に…

戌の日は干支の順に巡ってきますので、12日に1回、ひと月に2, 3回あります。
戌の日になると、水天宮には妊婦さんとそのファミリーが多く訪れ、それに合わせていろいろなサービスのチラシを配っている業者さんがいたりと、普段にはない人で賑わいを見せます。
土日祝日、はたまた大安と重なろうものならとてつもない混雑で、ネットでは祈祷まで2時間待ちとの情報もあります。

さて、話がだいぶ逸れましたが。
私もちょうど5ヶ月に入った最初の戌の日の近辺で、近所だし、ちょっとコンビニ行ってくるぐらいのノリで祈祷してもらいに行こうと考えていました。

昨年4月に改装を終え、すっかり豪華絢爛になった水天宮は、キレイすぎるというくらいです。
モダンな打ちっぱなしのコンクリート造りでエレベーターも完備。階段を上がった鳥居をくぐると右側に受付や待合室のある建物がありますが、それもガラス張りで美術館かなにかのよう。

入り口を入って受付に行くと申し込みの紙が並んでいます。氏名住所などの記入欄があり、「安産祈祷(昇殿参拝)」のチェックボックスの他に、「御子守帯」(みすずおび)か「小布」(こぎれ)を選べるお守りのセットがあります。

御子守帯はさらしの腹帯。小布は文字どおり帯から取った小さな布で、身につけるものに縫い付けて使うと帯と同じご利益があるというもの。これとお守りがセットになっています。

私は使いやすさの観点で小布のセットを選んだのですが、祈祷とお守りで合計12,000円。
けっこういいお値段!なんて言ったらバチが当たりそうですが。。。

受付を済ませ、初穂料を納めると、その場で小布とお守りを授かり、そのままスロープを下った待ち合い室に通されます。

画像: 広々とした綺麗な待合スペース

広々とした綺麗な待合スペース

この日は、戌の日でもなく大安でもないただの平日でしたが、混んでいるということはないものの、ちょっと近所まで、のテンションの私とは一線を画し、ご夫婦と中にはお母さままで含めたご家族が他に5組。やっぱり帯祝はちゃんとしたお祝いの儀式なんだと遅ればせながら実感しました。。。

「あの人1人で産んで育てる決心をしたのかしら」なんて見られてたりするのか?などと、いらぬ邪念を巡らせつつ、他のご家族達に紛れポツンと10分弱の待ち時間を経て、本殿へと誘導されます。
戌の日は混み合うので、祈祷は妊婦さん本人だけなのですが、それ以外の日は同伴の家族も一緒に本殿に入れます。

この日は女性の宮司さんが担当でした。順に名前を呼んでお祓いをしてもらい、時間としては10分ちょっとくらいです。

祈祷していただいたお札を受け取り外に出ると、境内の片隅に親子の犬の像「子宝いぬ」がいます。

画像: 犬の像と周りにある自分の干支を撫でるとご利益が

犬の像と周りにある自分の干支を撫でるとご利益が

これがまた水天宮の名物?で、この犬と周りに配されている干支の文字の玉(の自分の干支)を撫でると子授けや安産のご利益があるということで、これをしっかりと撫でて改めて無事をお祈りし、この近いのになかなかお参りの機会のない水天宮を新たな気持ちで後にしたのでした。

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