2月16日、東京ビッグサイトで開催されたエネルギーイノベーション総合展に行ってきました。この展示会は電力やガス関連のサービスを提供する企業が一堂に会するもので、「S&I関係ないじゃん!」というツッコミが入りそうですが、“出展者より”の立ち位置で参加してきました。
今回は、そのご報告となります。

電力会社をサポートしてきた日本ユニシスの技術

今回、S&Iが“出展者より”の参加となった理由は、S&Iの親会社でもある日本ユニシスのサービスにS&Iが提供しているソリューションがオプションとして紹介されることになったためです。

日本ユニシスは、古くから大手の電力会社や自治体の裏方をサポートしてきました。

そして時代は変わり、2016年4月に「電力完全自由化」となり、新たな電力会社が参入するようになりました。資源エネルギー庁の発表によれば、電力小売業者として登録された事業者は390にも及ぶらしく、結構な数です。「電力業者を乗り換えれば電気が安くなるよ」というのは何度か耳にしてきたのですが、あまり興味なく来てしまった私。時代は進んでいました……。

話が逸れ気味なので戻しますが、日本ユニシスは大手で培ってきた技術を新電力会社にも提供しようということで、新たなパッケージをいくつも用意して、今回の出展に至っています。
今回、日本ユニシスが展示したソリューションはいくつもあるのですが、S&Iが関係したのは「Enability Order」というもの。まずは、これから説明していきたいと思います。

画像: 今回ブースで取材にご協力いただいた日本ユニシスとS&Iスタッフ

今回ブースで取材にご協力いただいた日本ユニシスとS&Iスタッフ

電力会社の入力作業をRPAでサポート!Enability Order × RPA

日本ユニシスがエネルギー小売事業者向けに提供するソリューションは基本的に「Enability 〜」というネーミングになっており、Enability Orderはそのうちのひとつ。簡単に言うと、ユーザーが電力会社と契約する際の受付業務を行うものです。

電力会社を乗り換えるとき、まずは比較サイトを利用する人が多いようで、電力会社に申し込みや資料請求が来る段階で最低限の情報は得ているそうです。
そのため、実際に契約となると、すでに得ている情報を機関システムに反映する必要があるのですが、何しろ項目数が多い。そして、ヒューマンエラーを起こすわけにはいかない。

ここで、「何とかならないのか~!!」という電力会社の魂の叫びが聞こえてくるわけで、「それはオレに任せろ~!」と登場するのが、S&Iが取り扱っているVerint RPAです。

比較サイトなどから飛んでくる情報を、基幹システムにコピペする作業を完全自由化する「Verint Robotic Process Automation」
そして、入力ミスを防ぐためにガイダンスを表示させながら、コピペ作業をサポートして部分自動化を図る「Verint Robotic Process Assistant」
どちらも入力項目が多いからこそ必要な技術です。

煩雑な入力作業と担当者のストレスを軽減したい!

受付業務は、不足情報を顧客から集める作業が重要で、「メーター番号?分かりません」などという新規客にも対応しなければならず、何かとストレスが多い作業。「実務レベルの作業は簡略化しましょうよ」というのが、今回のRPAのポイントです。

今回のオーダーシステムのキモは、入力項目がズラリと並んだ入力フォームをどのように認識させるのかという点。入力画面は、スクロールしなければすべての項目が表示しきれないほど。ブラウザの表示サイズや、スクロール位置などにより、入力項目の位置はさまざまです。

それを解決するのが、Verint RPAの画像認識技術。対象の座標位置ではなくイメージで判別するため、画面のどこに位置していても問題ありません。

これがサンプルの入力画面の一部。かなり細かいことがおわかりいただけると思います。

画像: Enability Orderの入力画面

Enability Orderの入力画面

部分自動化では、作業を始めると、入力しなければならない項目をガイダンスを表示しながら誘導してくれます。これほど入力項目が多いと、「次に何を入力しなければならないのか?」と考えてしまうので、時間もかかってしまいますし、ヒューマンエラーも起こりやすい。RPAで部分自動化することで、入力作業にかかる手間暇とストレスの削減が期待できるのです。

シェア70%を誇る日本ユニシスのソリューション

S&Iの話題からは少し外れますが、日本ユニシスはEnabilityと名付けたソリューションに力を入れており、他にも「Enability CIS」「Enability EMS」「Enability Analytics」などがあります。

特に力をいれているもののひとつが、「Enability EMS」と呼ばれるデータ管理に関する技術

画像1: シェア70%を誇る日本ユニシスのソリューション

これは計測データを元に需要予測を立てたり、エネルギーの使用量を見える化したり、機器を制御したりするものです。戸建て用の「HEMS」、マンション用の「MESS」、ビル用の「BEMS」と若干の混乱をきたしながら説明を聞いていましたが、日本ユニシスの強みは独立系だということ。「特定のメーカーの機器だけしか扱えない」ということはなく、いろいろなメーカーに対応して開発を行えるわけです。
導入実績として、MEMSは9万戸に及ぶそうで、シェア率70%。HEMSもすでに2万戸に導入済みとのことで、これからますます増えていきそうです。

そしてもうひとつ。個人的に「これ、めちゃくちゃ必要なやつ!」と思ったのが、「Enability Analytics」でした。

画像2: シェア70%を誇る日本ユニシスのソリューション

これは、電力小売業者が持っているデータから顧客特性を分析したり、付加価値サービスの提供を支援したりするソリューションです。電気事業だけに限ったことではなく、正確な現状把握とか分析は重要で、どの企業も力を入れているわけですが、時間がかかる上に結構ピントがずれる。そこで、必要な分析系の機能をパッケージしたものがあると、いろいろな意味で助かるわけです。

電力事業をまったく知らない私が書くのもおこがましいですが、「Enability Analytics」の分析機能が幅広い! これって、長い間エネルギー事業をサポートしてきたからできるわけで、一人感心しておりました。

おまけですが、これは書かずにいられない!

今回のイベントはエネルギー関連と言うことで、今までの展示会では見たことがない企業のブースが多数ありました。その中で、私の心をわしづかみにしたブースをひとつ。

中国電力のブースなのですが、徹底して広島カープ。赤をテーマカラーにしてユニフォームを着用し、アンケートに答えるともみじ饅頭を渡すという斬新さ。しかも、アンケートを書いていると、「アプリに登録すると、菊池選手のクリアケースともみじ饅頭をもう一つプレゼントしています!」と猛プッシュ。私はプロ野球をまったく知らないので、選手の名前を言われても分からないのですが、その勢いに押されて登録。もみじ饅頭はおいしくいただきましたが、このクリアケースに何を入れればいいのか、いまだに激しく迷っています!

新しい発見がたくさんあったエネルギーイノベーション総合展。未知の世界だった電力の世界を垣間見ながら、RPAという技術は業界を問わず役立てる技術なのだと再認識しました。

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