今回のイベント全体の出展企業は550社を超えていたらしく、これだけ多くの出展社が出ていれば、目を引く展示はそれなりにあるのですが、「ズキュゥゥゥン!!」とくるような展示には、なかなかお目にかかれないものです。

そんな中、「ズキュゥゥゥン!!」と目を奪われると同時に「なぜこれがここに?」と不思議に思った展示が、(株)アールキューブのブースに置いてあったPCでした。

画像: そこには36年前(1979年)に発表された往年の名機PC-8001が…

そこには36年前(1979年)に発表された往年の名機PC-8001が…

そこには、懐かしのオッサンホイホイ 8ビットPC・NEC PC-8001が、予告も連絡も予言も必然性もなく鎮座していたのです。
私もこのPCが欲しくて貯金していたはずだったのですが、おカネが貯まった頃には8ビットPCの高性能化が進み、結局富士通のMicro-8(FM-8)やMicro-7(FM-7)に浮気したことを覚えています。

ところで「こんなに古くても大丈夫!」って書いてありますが、こんなに古いPCでも動くソリューションを紹介しているのかと思いきや……

画像: PC-8001の上に貼ってあったパネル。何屋さんなのか一目瞭然でした

PC-8001の上に貼ってあったパネル。何屋さんなのか一目瞭然でした

「超」パソコン回収.comってことは、不用品処分の会社でしたか。「超」ですからね、「超」。ただのパソコン回収とは違うってことです。
つまり「こんなに古~いPCでも引き取りますよ」という意味なのでしょう。だから「超」パソコン回収なのでしょう。もうそういうことにしましょうよ。これ以上はもう詮索しなくてもいいでしょう。

それでも「こんな古いPC、どうするんです?」と、詮索しなくてもいいはずなのに質問してみたら、使える部品はリサイクルしたり、こういうPCを欲しがる方に販売するんだとか。当たり前の質問をした私が馬鹿でした。

♪アタマにきらめく電磁メカ…ごめん、きらめいてないや…

画像: こちらも往年の名機・シャープ MZ-2000(1982年発表)。この他に伝説の Apple”][”(AppleⅡ) の展示も

こちらも往年の名機・シャープ MZ-2000(1982年発表)。この他に伝説の Apple”][”(AppleⅡ) の展示も

すぐそばには、これまた往年の8ビットPCの名機 ―PC本体、キーボード、モニター、ストレージ(データレコーダー)が一体化された、オールインワンの"クリーン・コンピューター"シャープ MZ-2000― も展示。
シャープ自慢の"電磁メカ・カセットデッキ"(ネタではなく実際の名称)も含め「すべて正常ですよ」というお話に、またまた「ズキュゥゥゥン!!」とときめいてしまいましたが、残念なことにBASICテープがないので動かせないんだとか…あぁ…これでは分かる人にしか分かりませんよね。

《解説》この当時のPCのストレージ環境は、HDDどころかFDD(フロッピーディスク装置)も高価で、最も普及していた記録メディアは音楽用のカセットテープでした。そのカセットテープに記録されたデータを読み込むデータレコーダーも含め、PC本体や周辺機器の操作は、PC内部にROMで搭載された(PCの電源を入れるとメモリー上に瞬時に読み込まれる)BASIC言語、つまり"ROM-BASIC"をインターフェースとして制御する方式が一般的でした。
しかし、このMZ-2000をはじめとするシャープ製のPCはROM-BASICを持っておらず、代わりに電源を入れるとカセットテープに記録されたBASICのコードを読み込む仕組みだったのですが、そのカセットテープがないので「動かせない」――つまり、分かりやすくなるよう乱暴に大ざっぱに噛み砕いて説明するなら「ファミコンの電源は入るけどカセットがないから動かせない」という感じの状況なのです。

でも……それじゃあどうやって作動確認したのかというツッコミを我慢して、その場を去りましたが、あれだけキレイで完動なら「不用品」なんて呼びたくないなあ、と感じました。

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