2015年もいよいよ残り1か月となった12月1日、モバイルワーク/テレワークにおけるビジネスの課題と解決方法を紹介するセミナー 「モバイルワーク化で進むビジネススタイル変革」 が、東京・九段下で開催されました。
このセミナーで、さくらインターネット(株)様と双日システムズ(株)様が、セキュアなビジネス環境を実現する「簡易VDI」ソリューションとして、S&I の 「ThinBoot PLUS」 を紹介するセッションを担当するということでしたので、さっそくその様子を取材してきました。

ニコニコ黒字化担当の、あの『取締役兄貴』が登壇

セミナー最初のセッションは、ドコモの「i-mode」や「おサイフケータイ」を生み出し、その後「ニコニコ動画」を黒字化したことなどで知られる『取締役兄貴』こと、実業家で慶應義塾大学大学院教授の夏野剛氏による基調講演。約100席の会場があっという間に満席になる盛況ぶりだったようです。
記者が会場入りしたのは、基調講演が終わった後だったので、残念ながら伝聞だけですが…ナマ兄貴見たかった…。

画像: 左)慶應義塾大学大学院教授・夏野剛氏の基調講演の様子、右)双日システムズ・川本政文氏と夏野氏 // 写真協力:双日システムズ(株)

左)慶應義塾大学大学院教授・夏野剛氏の基調講演の様子、右)双日システムズ・川本政文氏と夏野氏
// 写真協力:双日システムズ(株)

その後のセッションでは、ワークスタイルを変えるモバイル活用ソリューションとして、アクロニス・ジャパン(株)がモバイルファイル共有ソリューション「Acronis Access Advanced」を、日本IBMが"モバイル×メール×アナリティクス"のコラボレーション・ソリューション「IBM Connections Cloud」および「IBM Verse」を、それぞれ紹介。
殿(しんがり)を務めるのが、さくらインターネット(株)の太田勝氏&双日システムズ(株)の川本政文氏による簡易VDI ソリューションの紹介でした。

"セキュリティー強化、生産性向上、ワークスタイル変革-すべてを叶える「簡易VDI」とは"

近は事業継続性、生産性向上、オフィスコストの削減などのために、テレワークやモバイルワーク環境を導入する企業が増えていますが、逆に導入しない企業が抱えている懸念が「情報漏えい」です。
セッションでは、アプリケーションを仮想化するミドルウェア「Spoon」により、アプリケーションをOSから切り離して、レジストリーやファイルシステムを仮想化した環境も込みで実行可能形式(".exe"ファイル)でパッケージングし、それをサーバーからシンクライアント端末に向けてストリーミング配信する手法 ――これを「簡易VDI」と呼び、OSのバージョンやアプリのバージョンを選ばない環境として提案。その簡易VDI 環境の一翼を担う端末として、さくらインターネットと双日システムズが取り扱う S&I のシンクライアント・ソリューション「ThinBoot PLUS」が、実演デモを交えて紹介されました。

画像: 左)さくらインターネット&双日システムズのセッションに登壇中の双日システムズ・川本氏。 右)デモ機として展示された、ThinBoot PLUS仕様のシンクライアント端末

左)さくらインターネット&双日システムズのセッションに登壇中の双日システムズ・川本氏。
右)デモ機として展示された、ThinBoot PLUS仕様のシンクライアント端末

Windows XPも Office 2003も Windows 2003も IE6用アプリも、まだ現役なら…

例えば今年は、Windows Server 2003の延長サポート終了により、セキュリティーリスク等への懸念から、後継OSへの移行が盛んに叫ばれていましたが、32ビットOSでなければ動かないアプリケーションを運用中で、64ビットの後継OSになかなか移行できなかったり、いまだに移行できていないケースも多かったのではないでしょうか。
「ThinBoot PLUS」なら、Spoon によってサーバーにインストールされたアプリケーションの仮想化パッケージをクライアント側にストリーム送信するため、例えば32ビットOS専用のアプリケーションが64ビットOS上でも実行できますし、また、Internet Explorer 6(IE6)上でしか動かないWebアプリケーションが最新のWindowsや IE11上でも実行できます。

この日のセッションでは、Excel 95から2007までの歴代のバージョンをパッケージングした仮想化アプリケーション・ファイルを、Windows XP/7/8/10上でそれぞれ実行させるデモを実演。スクリーンに一瞬映し出されたExelの懐かしい起動画面を目にして 「しまった、写真撮ればよかった!」 と後悔しきりの記者でした。

画像: 会場内の双日システムズ様の展示スペースでは、同社が取り扱う「ThinBoot PLUS」と「SASTIKⅢ Thin-Client Apps」を展示。

会場内の双日システムズ様の展示スペースでは、同社が取り扱う「ThinBoot PLUS」と「SASTIKⅢ Thin-Client Apps」を展示。

ThinBoot PLUSは VMware HorizonViewやCitrix Xen DesktopなどのVDI ソリュ―ションに比べると多機能ではありませんが、VDI に必須の基本的機能は押さえていて、VDI のセキュリティーの高さとファットクライアント(PC)の自由度の高さの両方を兼ね備えています。その上構成が単純で分かりやすく、導入コストもVDI 環境がファットクライアントの3~4倍にもに膨れ上がるのに対し、ThinBoot PLUSなら1.3~1.5倍程度に収まる点もポイントです。
※クライアント1台当たりのコスト差の目安です。実際には構築する環境の規模や構成により異なります。

【ファットクライアント】
アプリケーションやデータを端末内のストレージに保存する、いわゆる「普通のPC」端末のこと。普通のPCからHDDや光学ドライブを取り去って本体を"薄く"した「シンクライアント(thin-client)」に対し、本体が"太い"ままのクライアントPCを「ファットクライアント(fat-client)」または「ファットPC」と呼ぶ。

モバイルワークやテレワークでどこからでも接続できるようになっても、マイナンバー制度の施行によって、企業にも個人にもこれまで以上に情報漏えい対策への責任が増した今、手軽で確実、そして小規模環境でも導入できるセキュアな簡易VDI は、モバイルワーク/テレワーク環境のメリットをさらに押し広げる「敷居の低いVDI 環境」です。
簡易VDI でモバイルワーク/テレワーク環境をより安全で効率的な環境に昇華させることは、ワークスタイルを変えて生産性を高めるためのベストな手法かも知れません。――そんなことを考えさせるセミナーでした。

画像: Windows XPも Office 2003も Windows 2003も IE6用アプリも、まだ現役なら…

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