先日お届けした「Japan IT Week 春」に出展した S&Iブースの模様 (主に『シン・レイ』とイベントガールの写真を中心に) が結構好評だったようで、 「やっぱり女のコ(の写真)だよな~」 と、イベント担当の口元は緩みっ放しです。
そんな嬉しいニュースの中、今回は会場に出展していた他社のブースの模様をお届けします。開催から1週間が過ぎてしまいましたが、目に留まったいくつかの面白いものをご紹介します。
あ、今回は真面目に最新IT情報ネタとしてのレポートです。サービスショットはありませんので、悪しからず。


5月中旬ともなると、ノーネクタイで過ごせるクールビズを始めた企業も多いのですが、会場となった東京ビッグサイトは、多くの来場者で賑わい、朝から熱気ムンムン。まだ梅雨入り前のせいか、伝説の『 コミケ雲 』こそ出現しませんでしたが、冷房の効きの悪さで有名なビッグサイト内をうかつに歩き回ると、すぐに体力を奪われてしまうので、人ごみを避けるように細い通路を進んでみました。

VPNじゃないけどVPNっぽい!『カニカマ』みたいなソリューション

いくつかお目当てのブースを回って、次のブースを目指す途中、NECネッツエスアイ(株)さんが見えたので、ちょっと足を止めてみました。

画像: Cradlepoint社とNECネッツエスアイの展示ブース

Cradlepoint社とNECネッツエスアイの展示ブース

展示していたのは、米・Cradlepoint社のクラウドVPNソリューション 『Pertino』(パティーノ) 。「ロケーションやデバイスを問わず、デバイスにエージェントをインストールするだけで、デバイス同士で簡単にネットワークを構築できるクラウドネットワークエンジン」…ということですが、VPNをうたっているものの、実は、ソフトウェアデファインド技術によってVPNのようなネットワーク利用環境を実現できてしまう、というもの。S&Iの『ThinBoot PLUS』が"簡易VDI"と紹介しながら、実はアプリケーションのカプセル化や配信技術でVDIっぽい利用環境を実現しているのと同じで、ネイティブじゃないけど ネイティブを凌ぐバリューを持った カニカマボコのようなソリューション。
そう考えるとなんだか親近感わくんですよね、同じカニカマ・ベンダーの社員としては(笑)。

さて、Pertinoの最大の特長は 『エージェントをインストールするだけでデバイス間でネットワークを構築できる』 という点。これは、逆に言えば、エージェントがインストールされていないデバイスはネットワークにアクセスできないってことです。
VPNは、VPN装置やVPN専用線経由で一度社内のネットワークに接続しなければならないけど、Pertinoには社内や社外という垣根がなく、エージェントが入っているデバイスだけでセキュアなネットワークを構築できちゃう。つまり、例えば社員に貸与するデバイス×10台にエージェントを入れておけば、IPアドレス管理、ルーティング、プロファイル、証明書など、面倒な設定をしなくても、その10台のデバイスによるネットワークができちゃうってワケです。

画像: Pertinoによるネットワーク構成のイメージ。実際には各デバイスはインターネット経由で接続されるが、図のようにあたかも直に接続されているかのように利用できる。

Pertinoによるネットワーク構成のイメージ。実際には各デバイスはインターネット経由で接続されるが、図のようにあたかも直に接続されているかのように利用できる。

もちろん、管理者はユーザーやデバイス単位でネットワークポリシーを一元的&一括して管理・設定できるし、ネットワークへのデバイスの追加・除外も可能。ネットワーク自体も任意に作れるので、例えば、異動で部署が変わった社員のデバイスを部署内のネットワークから他部署のネットワークに移すとか、デバイスを紛失したらネットワークから切り離すとか、そういった操作も簡単なんだそうです。

また、各デバイスは管理画面上で可視化されていて、デバイスの総数、オンラインのデバイス数、ネットワークに接続中のユーザー(デバイス)数が分かりやすく表示されています。さらに各デバイスがアクセスしている(または最後にアクセスした)地点も地図上に表示。見覚えのない遠くの国の地図が表示されていたら、それは不正アクセスの可能性大ってことですね。

画像: 左)管理画面に表示された、デバイスの接続状況(デバイス数、接続数など) 右)各デバイスの現在または最終アクセス地点を示す地図

左)管理画面に表示された、デバイスの接続状況(デバイス数、接続数など)
右)各デバイスの現在または最終アクセス地点を示す地図

記者:「あれ?なんかアメリカに印が付いてますけど?」
説明員:「それは、ここ(ビッグサイト)に来る前に、西海岸にあるCradlepointの本社からアクセスしたデバイスの痕跡ですね」
 
記:「これは?四国に付いてますね?」
説:「ああ、これはゴールデンウィークに四国の道後温泉に行ってきたんです(笑)」
 
記:「このライブ映像は?」
説:「今、私の自宅にあるデバイスが写している、自宅周辺の風景です。ほら、ここ。小田急線の●●●の辺りに印が…」

ブースにいた説明員の方との間で実際に交わされた会話をほぼ忠実に再現してみました。しかし、路線とか地名のお話が具体的になり始めたので、以下省略。映像から説明員さんの自宅を割り出されると困るので、モザイクかけときます(笑)。

大事なメガネは頭の上にズラしたまま忘れないようにね!

次にご紹介するのは、(株)NTTネオメイトさんで見つけたソリューション。今回はNTTスマートコネクトとの合同展示のようです。

画像: おなじみの赤+オレンジのグラデが目を引くNTTネオメイトのブース。

おなじみの赤+オレンジのグラデが目を引くNTTネオメイトのブース。

ブースに入るなり手渡されたのが、NTTネオメイトのIPコールセンターソリューション『AQStage』(アクステージ)と、NTTスマートコネクトのクラウドサービスの総合カタログ。どちらも何度か拝見しているものですが、"宇宙戦艦ヤマト 2199"モチーフのパンフレットはいつ見てもちょっとうれしいですね。

画像: CC/CRMソリューション AQStageと、『宇宙戦艦ヤマト2199』の NTTスマートコネクト 総合カタログ。

CC/CRMソリューション AQStageと、『宇宙戦艦ヤマト2199』の NTTスマートコネクト 総合カタログ。

AQStageは、コンタクトセンターの電話機や業務端末からVPNで接続して、通話や録音、管理などの機能を利用できるクラウド型のサービス。
展示内容は以前見たことがあるものでしたので、思い切って質問。
「今回、どこが新しくなったんでしょうか?何か最新情報はありますか?」
 
説明員:「えっと…あっ、S&Iさん? あります、ありますよ!」
 
そういって案内されたのは、ちょっと隅の方に展示されていたノートPC。USB接続のモバイルルーターと、写真にはないけど液晶モニターの裏側にあるヘッドセットがつながっていて、その上には 『在宅コンタクトセンターサービス』 と書かれた説明パネルが貼られていました。

在宅コンタクトセンターサービス?…どんなサービスなのかにわかには想像できなかったのですが、なんとこれは コンタクトセンターの機能を持ったPCのセット なのだそうです。「これはまだ開発中なんですけど…」という前置きがありましたので、今すぐ提供されるわけではないようですが、要するにコンタクトセンターの電話機や端末をこれだけの機器でまかなって、在宅で電話応対ができるようにしてしまおう、というわけですね。

展示されていたPCを見ると、なんとS&Iのシンクライアント端末『ThinBoot ZERO』。在宅で顧客情報を扱うのですから、当然、セキュリティー面からもシンクライアントじゃなければまずいですよね。ご採用ありがとうございます!
で、端末からモバイルルーターでデータセンターのサーバーに接続、ソフトフォンで電話を受けるというわけですが………写真にもあるとおり、ThinBoot ZEROの画面が 真っ白 で、何も映っていません。キーボードやトラックポイントに触れても反応なし。これはいったい…??

画像: 開発中の「在宅コンタクトセンターサービス」のデモ機。一見すると分からないが、実は中身は『ThinBoot ZERO』。でも画面は真っ白。はて…?

開発中の「在宅コンタクトセンターサービス」のデモ機。一見すると分からないが、実は中身は『ThinBoot ZERO』。でも画面は真っ白。はて…?

説明員:「こちらのメガネ(サングラス)をかけると、画面が見えるんですよ」

な、なんだってぇ~っ!!
 
…というわけで、デモ機の隣に置いてあった偏光グラスをかけてみると、なるほど確かに画面内容がはっきりと見えます!写真を撮影したかったのですが、開発中ということもあってか「それはご勘弁を」とのことでしたので、イラストで再現してみました。
これなら周囲に他の人がいても、画面に表示されている個人情報を見られる心配がありません。あとは口に出して読み上げなければいいわけですね。

画像: デモ機の脇に置いてあった偏光グラス。これをかけたときだけ画面の表示内容が見える。

デモ機の脇に置いてあった偏光グラス。これをかけたときだけ画面の表示内容が見える。

係員「セキュリティーの完全な担保ではありませんが、抑止力にはなるかな、と思いまして…」
 
なるほど~。以前、液晶パネルの偏光フィルターを剥がして、メガネに貼り付けるという工作が話題になったことがありました。当時はその有用性についての理解が足りなかったので、もうすっかり忘れていたのですが、こんなところで生かそうとしている企業があったんですね。
でも、他人が偏光グラスをかけると画面が見えてしまうので、偏光グラスの管理も厳重にしなければいけませんね。過去にモロボシって人が何度かメガネを失くして、地球が大ピンチに陥りましたから(笑)。


―次回につづく。

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