2017年11月9日、株式会社ジェナ様、ワークスモバイルジャパン株式会社様、そしてS&Iの3社共催でセミナーを実施しました。
テーマは『今押さえておきたい!AI活用によるコミュニケーション改革 〜Watsonを活用したチャットボットで業務効率化や生産性向上を実現~』
満席の会場で、充実の内容だったと自画自賛 (笑) しておりますので、その様子をレポートします。

なぜかテンションが上がる六本木ヒルズ

会場は、六本木ヒルズ49階にある六本木アカデミーヒルズ。
事前登録制で、定員は40名だったのですが、会場は満席。ビジネスセミナーでありながら、熱気すら感じたのは私だけではなかったはずです。

今回のセミナーは、注目度の高い「AIチャットボット」に焦点を当てたもの。電話のように相手の時間を気にすることなく、メールよりもさらにスピード感のあるチャットツールは、今やなくてはならない存在となっています。
AIチャットボットは、名前のとおりチャットにAIを組み合わせ、人に変わってリアルタイムな対応をしてくれるツール。近年、多くの企業が導入を開始しています。

が!
「どんな業務に使えるの?」
「うちでも使えるの?」
と、実際に活用するシーンをイメージしにくいのも事実で、そこをクリアするのが今回のセミナーの目的のひとつでもあったわけです。

誰もがすぐ使える「LINE WORKS」

最初のセッションに登壇したのは、ワークスモバイルジャパン株式会社。言わずと知れたビジネス版LINE「LINE WORKS」についての内容です。
セッションタイトルは、【仕事を変える三つの理由 ビジネス版LINE「LINE WORKS」のご紹介】

LINEの最大の強みは、ユーザーが多いこと。日本国内のLINEのアクティブユーザーは、7,000万人(記事作成時の情報に基づきます)だそうで、「LINEを使ったことない」という人を探す方が難しい状況です。

また、メールやチャットではこの知名度と使いやすさが群を抜いているLINEをビジネスでにのぼるそうでの割合は6割にのぼるそうで、企業のニーズに応えるかたちでスタートとしたのが「LINE WORKS」です。
最近は、公式チャットを導入する企業が増えていますが、使用したことのないツールには、研修がつきものです。しかし、「LINE WORKS」なら、インターフェイスはLINEと同じなので、普段LINEを使用する感覚で利用することができ、大手のみならず中小企業でも「LINE WORKS」を利用している企業が増えているそう。また、メールやチャットでは「なかなか全員がアクティブにならない」という問題もあるとか。その点、「LINE WORKS」はLINEのUIを踏襲しているので、短期間に浸透するメリットがあるそうです。納得!

これに加え、ビジネス用途に欠かせないポイントでもあるセキュリティを強化。日本国内のデータサーバーのみを利用し、大切なデータを安全に保管することができます。また、国際セキュリティ標準のSOC2/SOC3やISO27001認証などを取得しており、プライバシーの面でも安心。
さらに、グループウエア機能もひとつのアプリにまとめているので、チャット以外の機能もアクティブになりやすいメリットがあります。

個人用のLINEアカウントしか持っていない人とも簡単につながることができ、担当営業と顧客、人事部の採用担当と内定者、店舗のマネージャーとアルバイトなど、いろいろな活用方法が考えられます。

今後は、アジアへの展開を視野に入れており、AIとの連携も強化していくとのこと。「hitTO」とはすでに連携しているので、総務部bot、人事部botなどを導入すれば、さらに便利になりそうです。

社内業務が効率化する、チャットボット「hitTO」

次に登壇したのは、株式会社ジェナ【AIチャットボットで社内業務を効率化!「hitTO」のご紹介】というテーマで、デモンストレーションや導入事例を交えながらの内容となりました。

ジェナ様は、法人向けに最新テクノロジーを取り込んだソリューションを提供している実力派企業で、現在提供しているアプリの数は700にもなるとか。間違いなく国内最大級です!
現在は、AIやIoT関連の個別開発に力を入れていて、Softbank Brain(営業担当者が活用する業務効率化と業績アップのためのツール)のフロントアプリ開発を共同推進しています。

中でも今回紹介する「hitTO」は最もニーズの高いものの1つ。「hitTO」は一問一答形式のAIチャットボットで、会話形式で対応ができるのが最大の特長です。検索ワードを考えなくても、自然な問いかけで必要な返答を受けられるのは重要な要素と言えるでしょう。その機能にWatsonのNLC(自然言語分類)を活用しています。

今回のセッションで、特に際立ったのは、よりリアルな活用シーンをイメージできるようにという意図で、デモンストレーションが多く行われたこと。チャットボットの活用方法だけでなく、QAの登録画面や回答ランキングレポート・回答精度レポートといったものも含まれており、「これなら使いやすそう」と感じた人も多かったはず。

導入にあたっては、最初はバックオフィス系の社内業務用として活用し、第二段階で社外対応(サービスやサポート窓口など)に広げたい企業も多いとのこと。すでにLINE WORKSとは連携しているほか、Skype for BusinessとMicrosoft Teamsとの連携もスタート。今後はさらに多くの企業が活用しそうです。

チャットボットの効率活用に欠かせない学習データ

さて、この日の最後のセッションを行ったのがS&Iです。コグニティブ&UCデベロップメント 統括部長の佐々博音が担当しました。
テーマは、【AI活用の肝は「学習データ」にあり!】

画像: コグニティブ&UCデベロップメント 統括部長の佐々博音

コグニティブ&UCデベロップメント 統括部長の佐々博音

画像: Watsonのテクニカルな部分についても説明しました。

Watsonのテクニカルな部分についても説明しました。

画像: 学習データ構築支援サービスについては詳細に説明。

学習データ構築支援サービスについては詳細に説明。

S&Iの「学習データ支援構築サービス」がhitTOのオプションメニューとして提供開始されたことを受け、効果的な学習データを作成してAIに学ばせることが、いかに重要かをテーマにご説明。

ジェナ様のセッションで、hitTOの裏でWatsonが動いていることは説明済みですが、「では一体、どんな風に動いて回答を導き出しているの?」というWatsonのテクニカルな部分にも少し踏み込んでお話しました。

AIの潜在的な能力がどんなに高くても、正しい学習データを教え込まなければ、回答洞察はできません。もちろんこの部分を理解している企業様もあるのですが、実際に学習データをつくろうとすると、戸惑いや負担が大きいというのが実情です。データ量が多かったり、どれが価値のあるデータかを判断するのが難しかったりしますし、データ作成そのものに時間がかかってしまう場合もあるからです。

そのため、本格導入の前に挫折したり、チンプンカンプンな回答しか出せないものができてしまい、労多くして功少なし…なんていうことになりかねません。そこにS&Iの学習データ構築支援サービスを活用することで、効率よく確実にAIチャットボットの導入を進めていただくことが可能となります。

そしてもう1つ、「IBM Watson Explorer(WEX)月額利用サービス」についても紹介しました。セッションの内容に興味があると言う方はもちろん、もっと説明を聞きたいと言う方も、お気軽に問い合わせていただければと思います。
セッションでも伝えましたが、S&Iにはデータ分析のプロがいます!

画像: チャットボットの効率活用に欠かせない学習データ

今回のセミナーは、2時間半の間に3社が登壇するという内容の濃いものになりました。終了後には、質問に来られる方や「非常に参考になった」とおっしゃっていただく方も多くいて、伝えるべきことがしっかり伝えられたのではないかと思っています。

心残りは、せっかく49階に行きながら景色を見ることができなかったこと。何だか悔しいので、あえて下から六本木ヒルズを見上げる写真を撮ってみました。かなり目立つ巨大クモのオブジェ「ママン」も一緒に…。

ちなみに、このママンのおなかには、クモの卵がたくさん入っているそうです。
IT業界の進展はめまぐるしく、まだ開発段階のものも多くあります。それらの技術が世に出て、新たな発展を遂げる様子をこの卵が表現しているのかも……なんて考えてしまうのが六本木ヒルズのすごいところです!

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