「ビッグデータ」というワードが使われ始めたのは、2010年頃。
新聞やネット記事でその言葉を見る機会も多いのではないでしょうか?一方で、「ビッグデータ」が具体的にどのようなデータを指しているかを説明するのは難しかったりしませんか?単純に「大量のデータ」を指すワケではないようです。

今回は、ビッグデータとは何かを簡単に紹介しながら、活用事例にも触れたいと思います!

今さらだけど、ビッグデータって何?

画像: 今さらだけど、ビッグデータって何?

ウィキペディアによると、ビッグデータについて以下のように記載されています。

ビッグデータとは、一般的なデータ管理・処理ソフトウエアで扱うことが困難なほど巨大で複雑なデータの集合を表す用語である。

明確な定義があるわけではありませんが、ビッグデータとは、従来のデータベースでは管理や解析の難しい巨大なデータのことを指します。構造化されていない自然言語のようなデータを含んでいるもの、身近な例では、日々膨大に蓄積されていくSNSのログもビッグデータです。他にも、WebサイトやE-Mail、CRM、ファイルサーバーに入っているデータはもちろんのこと、音声データなどもビッグデータに含まれます。

これらのビッグデータを活用することにより、構造化されたデータを分析するだけでは見えなかった、人の行動などをデータとして把握できるようになります。例えば、Twitterのつぶやきを分析して、マーケティングや新商品の開発などに役立てるのもビッグデータを活用した例の1つです。

2017年が「ビッグデータ利活用元年」と呼ばれた理由

画像: 2017年が「ビッグデータ利活用元年」と呼ばれた理由

既にバズワードと化している「ビッグデータ」。意外にも2017年が「ビッグデータ利活用元年」と呼ばれています。ワードが登場してからだいぶ経ってから「利活用元年」と呼ばれたのはなぜなのでしょうか?その主な理由を見ていきましょう。

  • データ流通量の拡大
  • クラウド環境やデータの保護制度などの整備
  • 観光庁や企業の持っているデータをオープンデータとして提供する取り組み
  • 関連サービスの増加

データ流通量は飛躍的に増加し続けています。総務省の「平成29年度版 情報通信白書」によると、モバイル通信では1年ごとに前年比約1.3倍の増加。ブロードバンドサービス契約者は前年同月比52%増とデータ流通量は爆発的な伸びを示しています。

しかし、言葉として登場した2010年の時点では、構造化されていない自然言語をどう処理するかなど、ビッグデータの扱い方の技術が追い付いていませんでした。また、データをそのまま使ってしまうとプライバシーの問題があるなど、データの扱いそのものも難しく、その後もなかなか活用できない状態が続きます。この状態を大きく変えたのが、クラウド環境の整備およびデータ保護の法整備、官民データをオープンデータとして使えるようにする取り組みでした。さらに、非構造化データを解析する自然言語処理や、データを分析するデータマイニングの技術など関連サービスも増加して、ビッグデータをより活用できる環境が整った時期が2017年だったのです。

S&Iでもクラウド型サービスとして提供しているIBM Watson Explorer(WEX)も、ビッグデータの活用を牽引する自然言語処理技術からなるソリューションの1つです。WEXは、文書中の品詞や構文を理解し、傾向や頻度、相関を抽出/分析/視覚化でき、SNSからの顧客の声やアンケート分析、問題の原因解明などに活用できます。
WEXを使ってどんな分析ができるのかをご紹介している記事があるので、詳しくはそちらをご覧ください!

話し言葉の文脈を理解し分析する「IBM Watson Explorer」分析データ量"2GB"で何ができるのか?

実際のビッグデータ活用状況

画像: 実際のビッグデータ活用状況

実際のビックデータ活用状況として、まずご紹介したい事例がソフトバンクで行っているTwitterの解析。Twitterでソフトバンクに関するポジティブなつぶやきとネガティブなつぶやきを解析し、その比率を見て好感度調査をしているそうです。

カブドットコム証券では、Twitterのつぶやきをビッグデータとして利用し、特定キーワードと株価の動きについての相関関係を分析。クライアントに適切な投資情報を提供するための仕組みを構築しています。(参考)https://it.impressbm.co.jp/articles/-/10777

また、大阪ガスでは、過去の修理履歴や機器の型番データを保持しています。それと同時に、修理の依頼内容もすべてデータとして格納していました。これらの情報を組み合わせ、実際にコールセンターに修理依頼が寄せられたときに自動的に必要な部品を割り出すシステムを自社で開発。この事例も、ビッグデータをうまく利用して人手で行っていた部品検索の自動化に成功しています。
(参考)https://it.impressbm.co.jp/articles/-/10777

まとめ

従来は扱うことが難しかったビッグデータも、今や技術の発展やデータを利用できる環境が整備され、さまざまな形で活用できる時代となりました。実際のビッグデータ活用事例でも紹介しましたが、ビッグデータを利活用することで初めて実現するサービスは、今後も増えていくでしょう。

ビッグデータを活用して、ビジネス上の課題解決や顧客の満足度向上などを目指してみませんか?

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